Fukushima Assoclation of Real Estate Appraisers 公益社団法人 福島県不動産鑑定士協会

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不動産市場動向アンケート調査結果(第24回)公表

 

   「福島県不動産市場動向に関するアンケート」第24回調査の結果を発表致します。

    今回調査結果の実感を前回調査(第23回、令和3年10月1日時点)実感と比較すると、住

    地は県全域で、「前回は大きく下落した」及び「下落した」(以下、下落と表記)は併せて18.3%であ

    が、今回は、12.8%と5.5ポイント減少した。逆に、前回は無かった「大きく上昇した」が今年は0.6%

  あったほか、「大きく上昇した」及び「上昇した」(以下、上昇と表記)は11.1ポイント増加するなど、地

  価の改善傾向が見受けられた。

    浜通りの下落は43.4%となり3.1ポイント減少した。浜通りのうち、相双が28.5ポイント減少したが、

  逆にいわきが5.4ポイント増加した。中通りでは下落が4.9%と5.2ポイント減少した。中通りのうち、県北

  は下落が17.6ポイント減少、県中は0.9ポイント増加、県南は7.7ポイント増加となり、地域による差が見

  られた。一方、県中では上昇が46.3%と18.4ポイント増加、県北でも17.1%と5.3ポイント増加している。

    会津地区は下落が7.7ポイント減少したほか、前回は無かった上昇が8.3%見られた。

    商業地は、県全域で、前回の下落が27.8%に対して今回の下落は14.0%と13.8ポイント減少したほ

  か、上昇は13.3ポイント増加するなど、地価の改善傾向が見受けられた。浜通りでは下落は7.5ポイン

  ト減少したほか、前回は無かった上昇が5.3%となった。中通りでは下落が8.5%と9.8ポイント減少した。

  中通りのうち、県北は下落が5.8ポイント減少、県中は11.1ポイント減少、県南は10ポイントの減少とな

  った。会津地区の下落は16.7%と前回より33.3ポイント減少した。

    工業地は県全域で、前回の下落19.8%に対し今回は16.3%と3.5ポイント減少し、上昇はほぼ横ばい

  となった。浜通りの下落は29.4%と4.4ポイント増加した。中通りの下落は9.3%と2.7ポイント減少した。

  会津地方は下落が18.8ポイント減少した。

    今後の予測について今回と前回を比較すると、住宅地は、前回の県全域の下落予測が23.4%であ

  ったのに対して、今回の下落予測は22.1%と1.3ポイント減少したほか、上昇予測は前回よりも7.4ポイン

  ト増加するなど、こちらも改善傾向が見られた。浜通りの下落予測は7.8ポイントの減少、中通りは2.6

  ポイントの減少となった。中通りのうち、県北は下落予測が前回と比べ20.8ポイント減少、県中は5.8ポ

  イント増加、県南は13.7ポイント増加となった。会津は下落が19.2%から30.8%と11.6ポイントの増加とな

  ったが、一方で上昇も11.6ポイント増加した。

    商業地は、県全体では下落予測が31.4%と3.5ポイントの減少となった。浜通りでの下落予測は、

  いわきが11.1ポイント減少、相双が20ポイント減少した。中通りは下落予測が県中9ポイント減少し、県

  南で9.1ポイント増加した。会津は減少は前回と変わらずであったが、前回無かった上昇が10%あっ

  た。

    工場地は、県全体で下落予測が35.9%と14.1ポイント増加した。浜通りではいわきは下落予測が

  34.5ポイント増加し、相双は下落が10ポイント減少した。中通りのうち、県北は下落が6.4ポイント、県

  中が14.6ポイント、県南が34.4ポイントいずれも増加した。会津は下落は前回からほぼ横ばい、前回

  無かった上昇が5.3%あった。

 

不動産市場動向アンケート調査結果の概要

  1.成約価格について

    【土地(住宅地)】

     県全体では、「大きく下落」及び「下落」(以下、あわせて「下落」とします。)の合計が前回より15.5ポイントの減少、「ほぼ

    同じ」が前回より5.7ポイントの減少、「上昇」が10.5ポイント増加するなど、全体的に改善傾向が見られます。

   地域別では、浜通りの「下落」が3.1ポイント減少しています。浜通りのうち、いわき地区で「下落」が5.4ポイント減少、相双

    地区では「下落」が28.5ポイント減少しています。中通りでは、「下落」が5.2ポイント減少し、「大きく上昇」及び「上昇」(以下、

    あわせて「上昇」とします)が13.4ポイント増加しています。前回は上昇の無かった県南で7.7ポイント「上昇」を記録したほか、

    県中では「上昇」が18.4ポイントの増加となっています。県北では「上昇」が5.3ポイント増加したほか、「下落」が17.6ポイント

    減少しています。会津地方は「下落」が7.7ポイント減少したほか、前回無かった「上昇」が8.3ポイント記録しています。

    今後の動向については、浜通りではやや悲観的、中通り会津地方はやや楽観的となっています。

    【土地(商業地)】

     県全体では、「下落」が前回より13.8ポイントの減少、「上昇」が13.3ポイントの増加となり、改善傾向が見られます。

    地域別では、中通り、会津地方での「下落」の減少、県中の「上昇」の増加が目立っています。

    今後の動向については、県内全体で「上昇」前回より13ポイント増加しています。特に、中通りでは「上昇」の予測が17ポイ

    ント増加しています。

    【土地(工業地)】

     県全体では、前回調査と大きな変動はありませんでした。

    地域別では、中通り、特に県北で改善傾向が見受けられ、前回は無かった「上昇」が5.6ポイント記録しています。

    今後の動向については、浜通りでは「下落」予測が比較的高く、中通りでは「上昇」予測が比較的高い傾向が見受けられま

    す。

    【トピック調査】

   ①      「浸水想定区域」である場合の購入者の反応

       浸水想定区域」である場合の購入者の反応は「気にしない」は微減、「買い控え・値引きには至らない」は減少、「買い

       控え・値引き要求」が増加するなど、依然として水害地域に対して慎重な姿勢が見受けられます。

   ②      近年頻発している大地震に関する購入者の反応

       「気にしない」は15%に留まり、「気にはする」「買い控えや値引きを要求する」は合わせて85%となり、地震に対する

       購入者の意識の高まりが見受けられました。

   ③      資源価格の高騰による住宅市場等への影響

       「大きな影響あり」「ある程度の影響はある」を合わせて95%となり、殆どの回答者が資源価格の高騰に影響があると回

       答しました。

   2.動向指数(DI)による分析

       住宅地DIについては、県全体では前回と比べ8.4ポイント改善し、プラスへと転じました。地域別では、県中や県北で

      の改善が目立っています。

       商業地DIについては、県全体では16.3ポイント改善し、こちらもプラスへ転じました。特に県中の改善が目立っていま

      す。

       工業地DIについては、県全体としては若干の改善となっており、住宅地や商業地と比較すると改善幅は小さくなって

      います。

 

第24回:詳細はコチラを御覧ください >>(PDF:510KB)

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