不動産市場動向アンケート調査結果(第25回)公表「福島県不動産市場動向に関するアンケート」第25回調査の結果を発表致します。
不動産市場動向アンケート調査結果の概要
【土地(住宅地)】 県全体では、「大きく下落した」及び「下落した」の合計が15.7%となり、前回(計12.8%)よりも悪化となりました。また「ほぼ同じ」は 前回(64.7%)よりもわずかに増加、「上昇した」と「大きく上昇した」の合計は前回(計22.4%)から減少となりました。前回は全体的に 改善傾向が見られたところですが、今回は若干ながら悪化となっています。 地域別では、浜通り(いわき、相双)で下落回答が多くなっておりますが、浜通りは前回「大きく下落した」が6.7%、特に相双で28.6% あったものが今回は何れも0.0%となっており、大幅悪化からの脱却の一面も見受けられます。一方中通り、会津では「大きく下落した」 「下落した」の合計が前回は10%未満であったものが今回は10%台に増加しており、悪化が見られます。 今後の予測については、中通り、特に県中においては「上昇する」が若干優勢、浜通りは「下落する」が多いものの、前回調査ではゼロ であった「上昇する」の予測がいわきで13.3%、浜通り全体では10.5%現れており、少数ながら上昇予測が見られ始めております。 一方、会津では前回15.4%あった「上昇する」がゼロとなり、上昇予測が薄れております。 【土地(商業地)】 県全体では「大きく下落した」と「下落した」の合計が前回の14.0%から16.7%に増加、また「上昇した」は18.5%から13.2%に減少し ております。地域別では会津の「下落した」が16.7%から33.3%に増加しております。一方中通りにおいては「上昇した」の割合が多 今後の予測については、浜通りでは「下落する」予測が増加傾向にありますが、中通りにおいては「下落する」と「上昇する」の予測 が何れも減少、代わって「ほぼ同じ」の予測が増加しており、中通りでは概ね現状維持の予測が優勢となっている感があります。 会津では「下落する」の予測が前回(50.0%)からは減少しておりますが、依然として4割近くが下落予想となっております。 【土地(工業地)】 全体的な傾向は前回と同様でありますが、相双における「下落した」が50.0%と他地域と比較して突出しており、前回(「大きく下落 した」25.0%、「下落した」25.0%)に引き続きの下落傾向が際立っております。今後の予測については、前回と概ね同様の傾向とな 【トピック調査】 「資材価格高騰」の「住宅価格に対する影響」についてお伺いしました。結果(詳細版をご参照ください)は「大きな影響がある」42.0%、 「ある程度の影響はある」54.1%と、大半の方が影響有りとの回答でした。具体的な内容については、「価格上昇」35.6%、「引渡し日 が伸びた」27.0%、「購入見送り」17.3%、「中古住宅の需要増」(新築に代えての)12.1%となっております。一方、資材価格高騰の 「家賃相場」への影響については、「大きく上昇」0.0%、「ある程度の上昇」9.3%に対し、「ほとんど上昇はない」68.6%、「全く上昇は ない」18.6%であり、家賃への影響は限定的と推察されます。
《動向指数(DI)による分析》 令和4年10月実感では住宅地、商業地とも中通りのみプラスで、会津、浜通りはマイナス、全体としては住宅地がプラス、商業地が マイナスという結果になりました。特に浜通り、相双が悪く、会津は住宅地が小幅マイナスながら商業地のマイナスが大きいという 結果になっております。工業地は全体的に改善傾向が見られますが、全体が-4.3ポイントと依然としてマイナスとなっております。 令和5年4月の予想も同様の傾向が見られますが、全体的に悪化の予測が多くなっております。
第25回:詳細はコチラを御覧ください >>(PDF:492KB) PDFをご覧になるには、Adobe社のAdobe ReaderR(無償)が必要です。お持ちでない方はダウンロードしてください。 |