不動産市場動向アンケート調査結果(第27回)公表「福島県不動産市場動向に関するアンケート」第27回調査の結果を発表致します。【福島県不動産市場動向アンケート調査結果 公表】 < 第27回調査(令和5年10月1日時点) >
「福島県不動産市場動向に関するアンケート」第27回調査の結果を発表致します。 今回調査結果の実感を前回調査(第26回、令和5年4月1日時点)の実感と比較すると、住宅地 は県全域で、前回は「大きく下落した」及び「下落した」(以下、下落と表記)は併せて13.3%であったが、 今回は、17.6%と4.3ポイント増加した。なお、前回は無かった「大きく下落した」が今回は0.8%あり、「大 きく上昇した」及び「上昇した」(以下、上昇と表記)は5.7ポイント減少し、前回と比較してやや悪化傾向と なっている。 地区別では浜通りの下落が45.4%となり8.4ポイント増加した。浜通りのうち、相双が26.7ポイント増加し、 いわきは3.1ポイント増加と悪化傾向がみられた。中通りでは下落が11.7%と7.4ポイント増加した。中通り のうち、県北は下落が2.9ポイント増加、県中は8.4ポイント増加、県南は15.4ポイント増加となり、下落が増 加する傾向が見られた。また、県中では上昇が28.6%と6.7ポイント減少、県北・県南も同様に減少となっ た。会津地区は下落が3.0ポイント減少、上昇は3.7ポイント減少した。 商業地は、県全域で、前回の下落が17.7%に対して今回の下落は17.9%とほぼ変わらないが、上昇が 4.6ポイント減少となっている。浜通りでは下落は12.6ポイント増加し、上昇は4.5ポイント減少となった。 中通りでは下落が3.3ポイント増加し、上昇が7.8ポイント減少した。中通りのうち、県北は下落、上昇の両 方で増加、県中は下落が4.2ポイント増加し、上昇が15.3ポイント減少、県南は前回と同様に「ほぼ同じ」 との回答になった。会津地区の下落は23.1%と前回より16.9ポイント減少し改善が見られた。 工業地は県全域で、前回の下落15.9%に対し今回は17.2%と1.3ポイント増加し、上昇は2.5ポイント減 少した。浜通りの下落は40.0%と16.2ポイント増加した。中通りの下落は9.8%と6.9ポイント増加した。会 津地方は下落が23.2ポイント減少した。 今後の予測について今回と前回を比較すると、住宅地は、前回の県全域の下落予測が19.2%であった のに対して、今回の下落予測は24.6%と5.4ポイント増加したほか、上昇予測は前回よりも4.4ポイント減少 するなど、悪化傾向となっている。地区別では、浜通りの下落予測が21.9ポイント増加、中通りは8.0ポイ ント増加している。中通りのうち、県北は下落予測が前回と比べ5.3ポイント増加、県中は5.9ポイント増加 、県南は21.7ポイント増加となった。会津は下落が36.0%から20.0%と16.0ポイントの減少となり、上昇も 4.0ポイント増加した。 商業地は、県全体では下落予測が28.6%と4.6ポイントの増加となった。浜通りでの下落予測は、いわき が21.2ポイント増加、相双は16.7ポイント減少となった。中通りは下落予測が県北で11.1ポイント増加、県 中で4.7ポイント増加し、県南で23.9ポイント増加した。会津は下落が38.5%と前回より17.1ポイント減少し た。 工場地は、県全体で下落予測が27.6%と3.5ポイント増加した。浜通りではいわきは下落予測が5.8ポイ ント増加し、相双は下落が6.7ポイント減少した。中通りのうち、県北は下落が21.4ポイント、県中が6.3ポイ ント、県南は16.7ポイント増加した。会津では下落予測が26.3ポイント減少した。
不動産市場動向アンケート調査結果の概要 1.成約価格について 【土地(住宅地)】 県全体では、「大きく下落した」及び「下落した」の合計が17.6%となり、前回(計13.3%)より悪化しました。また「ほぼ同じ」 は前回(68.3%)とほぼ変わらず、「上昇した」と「大きく上昇した」の合計は前回(計18.3%)から減少となりました。今回は前 回と比較してやや悪化傾向となっています。地域別では、浜通り(いわき、相双)で前回と同じく上昇回答がゼロ、下落回答 については増加となりました。相双地方については前回「下落した」が33.3%あったものが今回は60.0%となっており、大幅 な悪化傾向となりました。中通りは、県中・県北では「大きく下落した」と「下落した」の合計が、前回は5%程度だったものが 県中は14.3%、県北は6.9%と悪化傾向が見られます。会津では前回と概ね同様の傾向が見られます。 今後の予測について、「上昇する」という回答は中通り・会津で20.0%という結果に対して、浜通りはゼロという結果になり、 前回と概ね同様の傾向が見られます。
県全体では「大きく下落した」と「下落した」の合計が前回の17.7%から17.9%とほぼ変わらず、また「上昇した」「大きく上昇 した」の合計が前回の14.1%から9.5%に減少しており悪化傾向となりました。地域別では相双の「下落した」が前回33.3% から66.7%と大幅に悪化、会津の下落回答は前回40.0%から23.1%に改善しました。「大きく上昇した」と「上昇した」との回 答は県中・県北以外では見られない結果になりました。 今後の予測については、「上昇する」との回答は中通りでしか見られず、いわき・相双・会津では60.0%~67.0%が「ほぼ 同じ」の回答になり、前回調査と概ね同様の結果になりました。
県内全体では「ほぼ同じ」が前回調査と概ね同様の結果になりました。県中・県北で「上昇した」の回答が見られます。 一方、いわきは「下落した」が前回25.0%から41.7%と大幅に悪化しています。今後の予測については、会津では「下落 する」との回答が前回(55.6%)よりも改善していますが、それ以外の地区では「下落する」の増加する結果となりました。
【トピック調査】 ・建築費等の上昇が住宅地の価格に及ぼす影響について 建築費の上昇が住宅地の価格に及ぼす影響についてお伺いしました。結果は「大きな影響がある(42%)」・「ある程度の 影響はある(53%)」で全体の95%を占めています。
住宅ローン申込や金融機関の審査状況の変化や不動産市場へ及ぼす影響についてお伺いしました。結果は、状況の変化 については、「明確な変化がある(2%)」・「変化がある(13%)」・「多少ある(62%)」となりました。不動産市場へ及ぼす影響 については、「明確な変化がある(4%)」・「変化がある(17%)」・「多少ある(62%)」となっています。
2.動向指数(DI)による分析 令和5年10月実感では住宅地について、県中がプラス、県北は横這い、それ以外の地区でマイナスとなりました。前回との 比較では、県北・県中のプラス幅の縮小、会津は同程度のマイナス幅、相双・いわきでマイナス幅が大きく拡大しています。 商業地について、県北・県中だけプラスですが、それ以外の地区でマイナスとなりました。前回との比較では、県北・県中の プラス幅は大きく変わりませんでした。一方、会津は同程度のマイナス幅、相双は前回同様の大きなマイナスが続いています が、今回、いわきではマイナス幅が大きく拡大する結果となりました。 工業地について、県中のみプラス圏内にありますが、その他の地域ではマイナスとなっています。特に、いわきでマイナス幅 が大きく拡大しています。
第27回:詳細はコチラを御覧ください >>(PDF:482KB) PDFをご覧になるには、Adobe社のAdobe ReaderR(無償)が必要です。お持ちでない方はダウンロードしてください。 |