不動産市場動向アンケート調査結果（第29回）公表

【福島県不動産市場動向アンケート調査結果　公表】

＜ 第29回調査（令和6年10月1日時点） ＞

　　　「福島県不動産市場動向に関するアンケート」第29回調査の結果を発表致します。

　　住宅地は県全域で、前回は「大きく下落した」及び「下落した」（以下、下落と表記）は併せて前回17.7％から

　　今回16.0％とやや回復の動きがみられる。なお、「大きく下落した」が前回0.8％から今回0.8%と、同じ傾向と

　　なっている。

　　　地区別で見ると、いわきの下落は前回27.8％から今回42.1%と14.3%増加、上昇は前回0.0％から今回0.0%

　　と同じである。相双の下落は前回60.0%から今回25.0%と大きく減少、上昇は前回0.0％から今回0.0%と同じ傾

　　向が続いている。中通りのうち、県北の下落は前回7.4%から今回7.4%と同じ、上昇は前回11.1％から今回

　　14.8%と増加している。県中の下落は前回12.5%から今回9.7%と減少し、上昇は前回34.4％から今回19.5%と

　　減少している。県南の下落は前回8.3%から今回0.0%と減少し、上昇は前回25.0％から今回0.0%と減少しほぼ

　　同じが100%となっている。会津地区は下落は前回25.0%から今回17.4%と減少、上昇は前回8.3％から今回

　　13.0%と増加している。総じて相双・会津は下落傾向が縮小、相双は下落が縮小し回復傾向にあり、県南は

　　現状推移、県北・県中は横這いから上昇傾向となっている。

　　　商業地は県全域で、前回は「大きく下落した」及び「下落した」（以下、下落と表記）は併せて前回16.3％から

　　今回14.3％とやや回復傾向にある。

　　　地区別で見ると、いわきの下落は前回20.0％から今回31.3%と増加、上昇は前回0.0％から今回0.0%と同じ

　　である。相双の下落は前回0.0%から今回28.6%と増加、上昇は前回0.0％から今回0.0%と同じ傾向にある。

　　中通りのうち、県北の下落は前回5.3%から今回9.1%と増加、上昇は前回0.0％から今回13.6%と増加している。

　　県中の下落は前回8.7%から今回3.1%と減少、上昇は前回26.1％から今回21.9%と減少傾向にある。県南の

　　下落は前回0.0%から今回0.0%と同じ、上昇は前回28.6％から今回0.0%と減少している。会津地区の下落は

　　前回38.1%から今回23.5%と減少、上昇は前回4.8％から今回5.9%と増加している。総じて相双・いわきは下落

　傾向、県北・県中は上昇傾向、県南は横這い傾向、会津は下落が縮小し横這い傾向にある。

　　２．動向指数（ＤＩ）による分析

　　　令和6年10月実感では住宅地について、県北、県中の各地区がプラス、県南地区はゼロ、いわき・相双の

　　各地区でマイナス、会津地区はややマイナスとなりました。前回との比較では、県北・県中・県南の各地区は

　　ほぼ横這い傾向に、会津地区はややマイナス傾向に、いわき地区はマイナス幅が大きく、相双地区でマイナス

　　幅は回復傾向程度となっています。

　　　　商業地について、県北・県中だけプラスですが、それ以外の地区でマイナスとなりました。前回との比較で

　　は、県中のプラス幅はやや減少、県北はゼロから増加、県南のゼロのまま、一方、会津はマイナス幅はほぼ

　　同じ、いわきはマイナス幅がやや縮小しました。相双は前回からマイナス幅が縮小になっています。

　　　取引件数は住宅地・商業地ともに県全体でマイナスとなりました。特に、会津・県北・県中・県南・いわきの

　　各地区でのマイナスが目立っています。

  　　成約賃料に関しては、アパート(居住用)は県南を除く各地区でマイナス、県南がプラス、特に県北・相双・

　　いわきは厳しい状況にあります。また店舗・事務所は県南はゼロ、その他の地区は厳しさを実感しているよう

　　です。

　　　稼働率・入居率に関しては県内すべての地区でマイナス状況にあります。

第29回：詳細はコチラを御覧ください ＞＞（PDF：1,554KB）